矯正歯科で治療を始めると、数年で装置を外せる状態になるのが普通です。

それでは、装置を外すことになったら、矯正の治療はそれで終わりなのでしょうか。
いえ、実はそれで終わりではありません。
まだまだここから、経過を観察していかなくてはならないのです。
装置を外したら、マウスピースを装着します。
取り外しのできるもので、歯の戻りを防ぐためのものです。
歯磨きのときは外しますがそのほかは1日つけている、という状態から、1年程度で半日装着すればいい、という状態にしていきます。
さらに半年たつと、寝るときだけ装置をつける、という状態になります。
装置をつけはじめたころは週に1度から2週に1度は医院に通う必要がありますが、この時期になると月に1度ですむようになります。
さらに経過観察の状態によっては、2ヶ月に1度、3ヶ月に1度となっていきます。
このころは、経過がよければ歯磨きのチェックや口の中のクリーニングなどだけで診察が終わるときもあります。
マウスピースの破損がないかどうかのチェックもあります。
このような経過を観察し、医師が判断して治療が終了、ということが決められます。
治療を終了しても、歯の戻りが心配な場合には、寝るときだけマウスピースを装着する、ということは続けておくといいですね。
治療の中では、装置をつけ始めてすぐのころが一番辛いといわれています。
間違った位置にある歯を戻すとはいえ、骨ごと動かすようなものですから、すぐに動くわけがありません。
それに力を加え、徐々に時間をかけて戻すのですから、ずっと歯に圧力がかかっている状態に慣れなくてはなりません。
慣れてくるとそれが普通に思えるようになるのですが、最初は締め付けられる感じがして眠れないときもあります。
逆にいえば、装置を外してマウスピースをつけるようになると、痛みを感じることもあまりないですし、楽になります。
ただし、油断をしてここでいい加減な経過をたどると、歯が元の位置に戻ってしまうこともありますので、医師の指示に従って正しく治療するようにしましょう。
せっかく時間をかけてきた治療が、ここに来て無駄になってしまう場合もあります。
そうなってしまわないように、装置を外して経過観察になってからも、医師の指導を守り、矯正治療を完成させましょう。
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